想定シナリオ

毎月の数字まとめを、1行足すだけで用意する

想定シナリオで、作り方を具体的に。

毎月はじめに出す売上・問い合わせ・受注・クレームの数字まとめを、担当者が前月のファイルを複製して手で打ち替え、前月比を電卓で計算している状態を想定しています。数字を1枚の表に集め、当月の行を足すと、前月比つきのまとめがPDFで用意され、関係者へ届く形にします。

作成時間
担当1人で半日 → 行を1つ足して数分

想定シナリオでの目安

組み立ての目安
約2週間
対象範囲
数字の集約から、PDFの配布まで

概要

対象
毎月、定例の数字まとめを出している事業所(想定)
対象の業務
売上・問い合わせ・受注などの月次まとめの作成と、関係者への配布
これまでの方法
前月のファイルを複製して数字を打ち替え、前月比は電卓で計算。毎回、体裁を整え直している
変えたあと
1枚の表に当月の行を足すと、前月比と事実だけのまとめ文が入り、決まった体裁のPDFができて配布される
効果(想定)
作成時間が大きく減り、前月比の計算違いが起きにくい。担当が休んでも出せる

これまでと、変わること

前月ファイルを複製して打ち替える今の流れと、表に1行足すだけの流れを並べた図

どう組み立てるか

上から順に進めます。

1

数字を1枚の表に集める

売上・問い合わせ・受注・クレームなど、見たい数字を対象月ごとに1行で持つ表にします。

2

まとめのひな形を1つ作る

見出し・並び順・差し込む場所を決めたひな形を用意します。次の月からは、これを使い回します。

3

当月の行を足すと差し込まれる

前月比を計算し、増えた・減った・横ばいを文にして差し込み、PDFにして保存します。

4

関係者へ送る

決まった宛先へPDFを送ります。いつ・誰に送ったかの記録が残ります。

工夫した点

安全側に倒している設計の判断です。

自動で入るのは数字の事実だけ

増えた・減った・横ばいは自動で書きますが、解釈や見通しは書きません。コメントは出来上がったまとめに人が足します。

宛先は1か所で管理する

送った記録を残し、同じ月を二重に送らないようにします。

当月の行がなければ何も作らない

データがそろっていない月は、途中まで作らず、そのまま終了します。

使うもの

いま使っているものの中で組み立てます。追加の契約は要りません。

  • Googleスプレッドシート(数字の表)
  • Googleドキュメント(まとめのひな形)
  • Google Apps Script(前月比の計算とPDF化、毎月の自動実行)

お渡しするもの

動く状態

行を足して実行すれば、まとめが出来上がる状態でお渡しします。

まとめのひな形

見出しや並び順を、自分たちで直せる形で。

操作の手順

宛先の変え方と、自動実行の止め方まで。

元へ戻す方法

自動で動く設定を消せば止まり、手作業での作成に戻せます。

合わなければ、元へ戻せます

毎月自動で動く設定を消せば止まります。元の数字の表はそのまま残るので、これまでの手作業でのまとめ作成に戻せます。過去に作ったPDFは残ります。

似た業務への応用

部門ごとの月報、店舗ごとの実績、案件の進捗報告など、「決まった数字 → 決まった形 → 配布」という形は、業種を問わず同じように使えます。

よくある質問

Q1グラフも入れられますか。

数字の表にグラフを作っておけば、そのグラフを画像としてまとめに貼れます。

Q2数字の解釈や見通しは書けますか。

自動で入るのは数字の事実だけです。解釈やコメントは、出来上がったまとめに人が足す形にします。

Q3会計ソフトやレジの数字は使えますか。

書き出した表を貼るところから始められます。慣れてきたら取り込みを自動にすることもできます。

Q4月次ではなく週次でも作れますか。

頻度は変えられます。まず月次で形を決めてから、必要に応じて週次に広げるのが安全です。

毎月の数字まとめに半日かかっている —— それだけ教えてください。

まずは文章で相談する

実在する顧客の導入事例ではなく、業務を置き換えて考えるための例です。