想定シナリオ

ばらばらに届く依頼を、ひとつの窓口にまとめる

想定シナリオで、作り方を具体的に。

見積・発注・問い合わせ・クレームが、電話・メール・店頭でばらばらに届き、受けた人のメモ頼りで全体の一覧がない状態を想定しています。依頼の入口をフォーム1つに集約し、届いたら種類ごとに担当が決まって通知が飛び、いま何が未対応かが一覧で見えるようにします。

対応漏れ
月に数件 → 期限切れは翌朝に必ず通知

想定シナリオでの目安

組み立ての目安
約2週間
対象範囲
入口の集約から、期限の管理まで

概要

対象
依頼が複数の経路で届く小規模な事業所(想定)
対象の業務
見積・発注・問い合わせ・クレームの受付と、担当への割り振り
これまでの方法
電話・メール・店頭でばらばらに受け、受けた人のメモ頼り。担当割りは口頭、期限は催促されて気づく
変えたあと
依頼はフォーム1つに集約。届くと種類ごとに担当と期限が決まって通知が飛び、未対応が一覧で見える
効果(想定)
対応漏れが減り、督促の電話を待たずに気づける。今どの依頼を誰が持っているかが分かる

これまでと、変わること

依頼が複数経路でばらばらに届く今の流れと、フォーム1つに集約した流れを並べた図

どう組み立てるか

上から順に進めます。

1

入口をフォームにまとめる

依頼の種類・対象・希望日・内容を選んで送る形にします。電話は残してよく、受けた人が1件入れれば一覧に乗ります。

2

担当と期限の決め方を表にする

「種類ごとに、誰が、何日以内に」を1つの表にします。運用を変えるときは、この表を直すだけです。

3

届いたら担当へ知らせる

送信されると、担当へ通知が届きます。連絡先が空、直前と重複、といった分は印を付けます。

4

期限切れは翌朝にまとめる

対応期限を過ぎた未対応を、担当ごとに1通にまとめて通知します。督促の電話を待たずに気づけます。

工夫した点

安全側に倒している設計の判断です。

電話はなくさない

電話は残してかまいません。受けた人がフォームに1件入れる運用にすれば、一覧に乗ります。無理に窓口を1つに絞りません。

担当と期限は表で管理する

割り振りのルールを表に置くので、運用を変えるときも中身の設定を触らず、表を直すだけで済みます。

重複や連絡先漏れは自動で消さない

怪しい行には印を付けるだけにして、直すかどうかは人が判断します。

使うもの

いま使っているものの中で組み立てます。追加の契約は要りません。

  • Googleフォーム(依頼の入口)
  • Googleスプレッドシート(受付一覧と担当ふりわけ表)
  • Google Apps Script(通知と、期限切れのリマインド)
  • Gmail または Google Chat(担当への通知)

お渡しするもの

動く状態

フォームと一覧、通知までつながった状態でお渡しします。

担当と期限の表

割り振りのルールを、自分たちで直せる表で。

操作の手順

一覧の見方と、リマインドの止め方まで。

元へ戻す方法

フォーム受付を止めれば、電話・メール受付にそのまま戻せます。

合わなければ、元へ戻せます

フォームの受付を止め、自動通知の設定を消せば止まります。それまでに溜まった一覧は残るので、電話やメールでの受付にいつでも戻せます。

似た業務への応用

修理の受付、予約の受付、社内の情報システム窓口、各種申請など、「複数の入口 → ひとつの一覧 → 担当と期限」という形は、業種を問わず同じように使えます。

よくある質問

Q1電話をなくすことになりますか。

いいえ。電話は残してかまいません。受けた人がフォームに1件入れる運用にすれば、一覧に乗ります。

Q2チャットからも依頼が来ます。

最終的にひとつの一覧に集まればよいので、チャット分をまとめて入力する形から始められます。

Q3担当が少人数でも意味がありますか。

少人数ほど、抜けたときの影響が大きいです。誰が何を持っているかが見えるだけでも効きます。

Q4依頼内容に個人情報が含まれます。

共有の範囲を担当者だけに絞り、扱う項目と保管の期間を先に取り決めます。

依頼の抜け漏れが月に何件か出ている —— それだけ教えてください。

まずは文章で相談する

実在する顧客の導入事例ではなく、業務を置き換えて考えるための例です。