想定シナリオ

会費や更新の案内を、宛名を差し込んでまとめて用意する

想定シナリオで、作り方を具体的に。

年に一度の会費案内を、会員名簿を見ながら1通ずつメールで書いており、個人と法人で金額が違うため取り違えが心配、という事務局の作業を想定しています。名簿と文面から、宛名や金額を差し込んだ下書きを人数分まとめて用意し、送信は中身を確認してから人が行う形にします。

準備の手間
150通を1通ずつ手書き → 下書きが人数分そろう

想定シナリオでの目安

組み立ての目安
約1〜2週間
対象範囲
名簿の整備から、下書きの作成まで(送信は人)

概要

対象
会員や取引先へ定期の案内を送る事務局(想定)
対象の業務
会費・更新・点検などの個別案内メールの作成
これまでの方法
名簿を見ながら1通ずつ手で書く。個人と法人で金額が違い、送信前に何度も見直す
変えたあと
名簿と文面から、宛名や金額を差し込んだ下書きが人数分できる。送信は中身を確認してから人が押す
効果(想定)
準備の手間が大きく減り、宛名や金額の取り違えに送信前に気づける

これまでと、変わること

名簿を見ながら1通ずつ書く今の流れと、宛名を差し込んだ下書きが人数分そろう流れを並べた図

どう組み立てるか

上から順に進めます。

1

名簿を1つに整える

氏名・団体名・メール・区分・金額を、ひとつの表にまとめます。区分で文面と金額を切り替えます。

2

文面のひな形を作る

件名と本文のひな形に、差し込む場所を決めます。法人のときだけ団体名の行を入れる、といった出し分けもできます。

3

下書きを人数分そろえる

宛名や金額を差し込んだ下書きを、宛先の数だけ用意します。メールが空、重複、対象外の分は作りません。

4

中身を確認して人が送る

下書きを何通か開いて確かめ、送信は人が押します。件数が多いときは、少数を送って着信を確認してから残りを送ります。

工夫した点

安全側に倒している設計の判断です。

下書きまでで止める

送信ボタンは人が押します。宛先の取り違えや二重送信は取り消せないので、最後は人の目を通します。

欠落・重複・対象外は作らない

メールが空、同じ相手が重複、送信除外の指定がある分は、下書きを作らず一覧に集めます。人が直してから作り直します。

添付は付けない

一人ずつ違う書類は、先にまとめて用意して、その場所を本文に載せます。添付の取り違えを避けられます。

使うもの

いま使っているものの中で組み立てます。追加の契約は要りません。

  • Googleスプレッドシート(宛先の名簿)
  • Googleドキュメント(件名と本文のひな形)
  • Google Apps Script(差し込みと下書きの作成)
  • Gmail(下書きまで。送信は人)

お渡しするもの

動く状態

実行すれば下書きがそろう状態でお渡しします。送信は行いません。

文面のひな形

区分ごとの出し分けを含めて、自分たちで直せる形で。

操作の手順

欠落・重複の直し方と、送るときの進め方まで。

元へ戻す方法

実行しなければ止まり、名簿はそのまま手作業の送付に使えます。

合わなければ、元へ戻せます

この仕組みを動かさなければ、それで止まります。名簿はそのまま連絡先の一覧として使え、これまでどおり手作業での案内送付に戻せます。

似た業務への応用

契約の更新案内、定期点検の連絡、イベントの案内、支払いのお願いなど、「名簿+文面 → 宛名の差し込み → 下書き」という形は、業種を問わず同じように使えます。

よくある質問

Q1自動で送信までしてくれますか。

このやり方では下書きまでを用意します。送信は人が中身を見てから押します。取り違えや二重送信を防ぐためです。

Q2一人ずつ違う書類を添付したいです。

個別の書類は先にまとめて用意し、その場所を本文に載せる形にします。添付の取り違えを避けられます。

Q3宛先が多いのですが大丈夫ですか。

少数ずつ送って着信を確認してから残りを送る、という進め方にします。数百件規模でも同じ形です。

Q4まとめて送ると迷惑メール扱いになりませんか。

一度に大量に送らず、分けて送ります。差出人の設定も先に確認します。

案内を名簿を見ながら1通ずつ書いている —— それだけ教えてください。

まずは文章で相談する

実在する顧客の導入事例ではなく、業務を置き換えて考えるための例です。